中国UCIシクロクロスレース・第2戦レースレポ

どもです。
今回の中国UCIシクロクロスレース遠征では、急な遠征決定にも関わらずReady Go JAPANチームご協賛各社様や、たくさんの方々からご協力をいただき、順調に準備を進めることが出来ました。

現地では、地元レース運営や受け入れ態勢など、様々なシーンで勉強することができました。その辺りの細々は追ってレポートしますので、まずはレース内容のみにフォーカスしたレポートを先に掲載したいと思います。レース写真についても、まだ整理している最中なので、追って掲載します、すいません!!

9月2日・2nd race Qiongzhong Station(UCI C1) : Qiongzhong county, Hainan province, China.


キャットアイ・ステルス50で採取したレースデータはこちらです。
http://www.cateyeatlas.com/trip/detail/792376/


前レース翌日には、またまた4時間かけて北京から海南島に飛行機移動。朝、というか夜中2時に主催用意のバスに乗り込み、レース運営メンバーとともに大移動!海口空港に着いた途端にスコールで身動きできない。事前の情報では月の半分は雨という海南島、レース時のコースコンディションも気になる。海口空港から、更にバスで2時間かけてホテルへ。豪華なランチとホテルの作りが竜宮城のよう!しかし、ココはレースのために早めの回復をしたい。BTB輪行箱でハードな移動に耐えている自転車を2台セッティングし夕ご飯前にコースを軽く試走、早めに就寝した。


レース前日の午前中は、海南島少数民族の村を尋ねる観光ツアーが用意されていた。前晩に休めたこともありツアーに参加し、歓迎の踊りの輪に加わったりして心からリフレッシュ出来た。


ツアーから戻りランチを挟んで午後からレースコース試走。今回のコースはホテルの敷地内なので、気軽に試走出来るうえにアップする場所の目処も昨日のうちにつけられた。パラ雨の降る中、伊藤と走行ラインのチェックしながらの試走で9分から10分なので、晴れたら6周、雨なら5周か?と予想しノンストップで5周、其の後バイクを変えて1周回し、今回のレースは北京と変えてエピス、タイヤは、途中の降雨に備えて前後シラクマッドの空気圧1.8barに決めて、もう1周。明日のことを考えてココで試走終了したが、コースがかなり楽しい!スタートしてスグの急な登りや、途中のクイックなコーナーはラインさえ落ち着いて入ればグリップするし、林間部のシングルはスピードオーバーしないようにコントロールしたほうが早い。ダイナミックなブリッジセクションの下りは、まっすぐ入ってリズムをとれればペースもキープ出来そうだ。あとは良いイメージを保つだけ。

レース当日、天気は薄曇りだが相変わらず蒸し暑い。ウエアは普段はTT用に使用している半袖薄手のワンピース。これは襟ぐりが大きくカットされて開いているので非常に涼しい。ココまで極端な準備をした選手は他にいなかったが、これがとても良かったのだ。伊藤から借りたメントール成分の入った虫除けスプレーに、アスリートXの日焼け止めで暑さ対策は万全。補給には今回もグリコCCDを500ml用意した。

レースは17名、またもや最前列の端からオンタイムでスタート。並んだ順番の都合で入りたくなかったインコースからのスタート、しかもドタバタするだろうと予想したスタート直後の登りが終わってスグに目の前で3人落車。なかなか立ち上がってリカバリーしないので踏んで前に。その後も北京で早かった選手が、何でもない箇所ですっ転んだり、落車でメカトラ起こしたり。

1周回終えて13番手とピットから教えてもらい、更に残り周回により6周のレースになることが分かった。これならノーミスで最後まで行けば大丈夫、あとはトップ選手のスピードを考えて脚切りのタイミングを注意。



周回を重ねるごとに自分のラップタイムが8分30秒を切るようになってきた。ということはトップはもっと早くなっている可能性が強い。そしてやはり、残り2周回でコントロールラインを通過した後、しばらくしてトップ選手のラスト周回の鐘が鳴った!このペースだと完走が危ういので下りを早めに攻めて、且つグラベル区間は最速ラインを踏みまくった。腰がヤバかったが何とか残り1周回の鐘!コントロールで気合いの入れ直しで雄叫びをあげたら盛り上がる地元観客、その歓声に泣きそうだが堪えてラインを辿り80%チェックも無事超えて、ゴールが見えた。

後ろに選手は誰もいない。待ち構える観客とレース運営スタッフ、コミッセールたちを確かめながら、出来るだけ大きな声で「謝々」と叫んで手をふった。これが私に出来る精一杯の御礼だった。


ゴールしてピットスタッフ達と握手し、何とか13位完走でもぎ取ったUCIポイント獲得に安堵した。

更に伊藤はマイナス3ラップながらも15位で順位がつき、RGJチーム2人揃ってUCIポイント獲得した。
<周回ラップタイム>
1周目・8:41
2周目・8:13
3周目・8:26
4周目・8:36
5周目・8:32
6周目・8:35



暑かったレースなんで「氷嚢を胸に入れたら、自分の人生で最大のオッパイが手に入ったわ!」と感激しているナタリー選手(USA)。彼女とはことあるごとにコミュしてて友達になっちゃったw

レース全日程は無事に終了!フェアウェルパーティーではパンダになりましたw
でわでわ。