第10回埼玉県タイムトライアルレースレポ。

どもです。
今回もたくさんのご声援、そして写真撮影いただきまして、誠にありがとうございました!
TT=タイムトライアルは研究すればするほど、ロードやシクロクロスの走りにも反映できるし、考察できることも増えるので楽しいのであります!
ま、チビ助だからこそ、工夫がたくさん必要なので、それをクリアしていくのも面白いのだーw
=======
・大会名 第10回 埼玉県タイムトライアル・ロードレース大会・加須こいのぼり杯
・日時 2016年5月8日(日) 
・会場 埼玉県加須市利根川河川敷地内特設コース
・気温 25度ぐらい、晴天
・コース状況 ドライで風強い
・距離 5kmコース往復=10km
・リザルト(順位・タイム・タイム差他) 1位・16分01秒・2位とのタイム差02秒


・前日の就寝時刻 夜11時(腰の具合が悪く寝つけなかった)
・起床時刻 朝4時
・レーススタート時刻 朝10時25分から順次


・ウォームアップ開始時刻とその内容
GTローラーでTTバイクをセットし、入念にストレッチをしてから9時半ごろよりアップ開始。
15分ほど軽いギアで回して腰や背中が十分にほぐれたのを確認してから、1分間心拍を160近くまで上げてから終了。
※今回、コースの往路が追い風で脚がある程度まわしていき、復路で向かい風でギアがかかるので、アップをやり過ぎないようにした。


・レース目標
昨年の大会で2位だったので何とか再び優勝をしたい。昨年が16分28秒なので今度こそ16分を切るタイムを出したい!
・レース戦略
昨年以上に極端な風の強さだったので、追い風でスピードを出し過ぎず、向かい風の箇所は最後まで踏み切る。総合的にしっかりとペーシングを保つこと。TTポジションを変更したので、そのポジションを生かすこと。
・戦略上で注意すべき選手
RGJチームメイトの小沼選手、スーパーKの和地選手、あとジュニアで伸び盛りの春雅ちゃん


・レース前の食事(内容と戦略)
朝6時ごろにサンドウイッチなど、あとアップ前に菓子パンを1個。

(撮影:須藤 大輔)
・スタート時の覚醒水準(集中力)
RGJ小沼や須藤監督、和地選手やシクロクロスでおなじみのや林口選手がいたので、いい感じでリラックスできた。さらに埼玉県車連の主催大会なので、おなじみの顔ぶれがレース運営スタッフなので、いろいろと分かるし有難いです。


・スタート前に使用したマッサージオイルやサプリメントなど
朝いちばんにグリコ・チームパワープロダクションのエキストラ・オキシアップを4錠。あとは短い時間のレースなのと、暑かったこともありオイル類は使用せず。


・レース中の補給内容
短いレースなので、いちおう水をボトルに入れたが飲まないでゴール。


・レース後に摂取したサプリメントなど。
特になし。ただし入念にローラーでダウンをした。


・レースの内容を簡潔に。
レースは女子登録レースにエントリー。出走は6名で10秒ごとにスタートとなる。自分は4番目のスタートとなった。風向きは往路が追い風、復路が向かい風。昨年も同じ状況だったが、今年の方が風が強いため、往路と復路の差が極端になるように思えた。

(撮影:加藤 智)
スタートはホルダーがいない自力発進。片足をついた状態でカウントダウンを受けてスタート!!・・・したら、腰が違和感あることもあってうまく踏み込み切れず、なかなかペダルがキャッチできない。ヨロヨロしながらスタートしてしまい、結構なタイムロス。阿呆か<またかよwww


やっちまった感が強かったが、ここは慌てない<いや、慌てろよ!!


ギアをフロント52・リア19でスタートしていたので、ギアを上げていきたいが腰の具合もあって徐々にあげるようにする。私の前にスタートした和地選手の姿を追いながら、ペダルのピッチを上げて大丈夫なタイミングでギアを上げる、を繰り返す。手元のメーターで1kmごとの自動ラップを出るようにしていたので、ペーシングも確認する。往路の時速は50km平均でターゲティング。

(撮影:岡元 恒治)
そのうち、大体3km地点を過ぎたあたりから、和地選手の姿が近づいてきた。よしよし!ここからスピードを一気に上げる!といきたいが、この感じだとUターンのところで追い抜きに入ってしまうので気を付ける。予想どおり、ちょっと後ろにいるぐらいの位置でUターンに入ったので、ここで慎重にリアのギアを21まで一気に落とす!


そこからは和地選手、そして林口選手も抜きつつ、ギアを少しずつ上げてUターンから1kmほど過ぎた時点でギアを決めて、あとは17でちゃんと踏めているので、このギアを最後まで踏み倒すことに決める。一度、和地選手に追いつかれたのだが、そこで踏みなおして何とかギアを落とさず、再度和地選手を抜いてゴール。私の後にスタートした選手のゴールタイムをカウントして待つ。


<今大会の1kmごとのタイムなど>
通過km・平均時速・タイム
1km:44.9km・1:25<遅いwww
2km:48.6km・1:14
3km:48.2km・1:15
4km:49.6km・1:13
5km:49.1km・1:14
6km:30.8km・1:55
7km:29.6km・2:02
8km:31.4km・1:59
9km:31.4km・1:55
10km:31.4km・1:55
ゴールタイム総計・16.01

最初のスタートもたもたがなああああああwwwwこれがなければ16分切れたのに!!
というか、ペーシング命になっているな。私は時計かよーwww


<昨年との比較>
*2015大会(2位)
往路:心拍167.0、ケイデンス97.9、区間平均45.9km/h、MAXは51.5km/h
復路:心拍178.5、ケイデンス77.0、区間平均29.8km/h、MAXは35.5km/h
なお、両方の平均スピードは37.0km/hでした。


*2016大会(かろうじて1位)
往路:心拍168.0、ケイデンス101.7、区間平均48.2km/h、MAXは53.0km/h
復路:心拍179.7、ケイデンス83.2、区間平均30.6km/h、MAXは35.1km/h
全体の平均スピードは37.44km/hでした(メーター読みだと40km/h、スタートのヨロヨロかw)。
=====


ジュニアの春雅選手は、多分ジュニアギア(※)だったせいか?思ったよりタイムが伸びず。これが風のないコースだったらヤバかったかもw 一方でRGJ小沼がかなり良いペースで、このままいければ私か小沼、どちらかが優勝!どちらにしてもRGJチームでワンツーいけそうだ、と分かり監督にも確認。


=====
※ジュニアギアについて
JCF競技規則では17歳未満の場合7.01mと定められています、しかし国内の多くの大会は高校生競技者についてはジュニアの7.93mを上限とする大会がほとんどであり,高体連主催の大会でもこれに準じているよーです。
=====

(撮影:小沼 良)
結果は僅か2秒差で辛うじて私が優勝となった。しかし小沼の使用したBOMAの新型TTバイク・スゥープが非常に良いようで、しっかりとポジションも出せそうだし、そのことも一安心!RGJチームでワンツーは久しぶりだったので、めでたしでした!!

(撮影:加藤 智)
あ、表彰式の平均年齢が高いとか言わないよーにwwww


・レース後の痛み・違和感・機材などの不具合

(撮影:須藤 大輔)
不具合ではなく、今回工夫したこと。RGJチームブログにも書きましたが、こちらにも一応。


今大会では、昨年から導入しているBOMAのエランTTをリアディスクとともにセッティング。ちょっとコンパクトなフレームサイズなので小さ目な体の私でも、しっかりとポジションが出せるのが助かっている。コンパクトだからこそ硬めの乗り味であるため、今大会のような直線コースだと特に威力を発揮するし、何よりBOMAのディスクホイールTH-DDとの相性が良いのが特徴。


今回の使用のホイールはフロントはBOMAカーボン38ミリハイト、リアは上述のとおりBOMAのディスクホイールTH-DDで出走した。この利根川河川敷のコースは、かなりの強風でも窪地のコースであるためか?横からの風はあまりなく、一方で向いか追いのどちらかの風になる傾向がある。さらに一直線のまっすぐで平坦コースなので、ある程度の速度に乗ると高いスピードが維持できるディスクが有効なようだ。


タイヤはフロントはクリンチャーのミシュランPRO4・23C、リアはチューブラーでミシュランのサービスクルス・21C。これを前後ともに空気圧8barで。後ろが細めでちょっと空気圧高いかな?とは思うけど、コースが直線なので転がりを最優先したかったのと、一部路面に段差ある箇所もあるのでパンク防止を考慮して。この空気圧でいった。


あと、ヘルメットについては昨年大会で使用したOGKカブトのエアロヘルメットから、ロードやシクロクロスで使用するOGKカブト「KOOFU・BC-Glosbe」にチェンジして使用。いちおう両方、会場には用意していたが、会場に到着したら予報以上に風が強かったのでBC-Glosbeに。その理由としては、試走した際に復路が向かい風だったため、苦しくてうつむいて走ることも考えて、首の後ろに風が流れていくようにエアロヘルメットの後ろが長いモデルでなく、後ろがコンパクトな設計のBC-Glosbeにした、ということで。実際にうつむいて、もがいて走る状況で首の後ろで風が切れていく音がしていたので正解だった。


それとChampion Systemのタイムトライアル用スーツが、非常に良いんですよ!!昨年から導入して着用しているのですが、これが脚の締め付けも強くなく、緩くなく。襟首が丸くくりぬかれているカットなので、この時期以降の暑い日のレースには最適!実は昨年8月末のシクロクロス中国UCIレースでも着用したのですが、その際にも非常に良かったです!!あとは1時間ぐらいでゴールになるクリテリウムレースでも着用していますが、この時にも良かったです!!

(撮影:岡元 恒治)
*TTポジションについて検証と考察。


今回、というか今年に入ってペダルの入力方法および方向について、いろいろと探って回転数をある程度は上げながら、しっかりと無駄なくペダルにチカラを入れられるようにオフシーズンの1月から3がつにかけて練習をした。その結果、入力方向に無駄が減ったこともあり、今までTTバイクのみ楕円ギアを装着していたが、真円ギアにチェンジ(53×42)。ちなみに今回は、ほぼ平坦コースだったのでリアは12-23で。


ポジションについても真円ギアになったことで、若干体を起こすポジションに変更した。というのも私はチビ助で手足が短いので、ペダルが踏み込む前の一番高い位置に脚が来たとき、どうしてもお腹に膝が当たって、スムーズに一番上の位置を通過できないのです。で、スムーズに通過させるためには、もっとでんぐり返しをイメージして踏込のタイミングを変えるように、ハンドル高さを下げたいのだが、手が短いのでハンドルから手が届かなくなってしまうw


そのため、ちょっと体を起こすハンドル位置にして、踏込系のペダルの入力も出来て、一方で回す系のペダル入力の出来るように工夫してみた。その結果がコレです。


これで、脚だけでなくお尻とかも使ったダイナミックなペダリングが出来るかな?というイメージです。そのスムーズな実現までは、まだまだなんですが。


あとヘルメットについては上述したとおりなんですが、ヘルメットについては流行も多少あるのかな?と。今は後ろが尖っていない小さくまとまったフォルムのTTヘルメットが出てますが、ちょっと前には後ろに尖っていたフォルムが多かったような。


しかし以前、まだレース中にヘルメットの着用義務のなかったツールのことを考えると、当時はTTで水泳坊みたいなの被っていたりとかしていたしなーと。特に私は登り基調の辛い場面だと、うつむいてモガく傾向があるので、後ろがコンパクトなのがいいのかも。


一方でOGKカブトのエアロヘルメット「エアロK1」については、耳の横のシェードが良い風切りになっているし、形状も研究され尽くし軽いので、コースの条件があえば十分に威力を発揮するので、こちらも次回以降に!!


・今回のレースで準備が足りなかったと思われる点(トレーニング、体調管理、機材、その他)


今回の最大の問題は腰の痛み。GWの初めごろ、5月1日の朝から猛烈な腰痛になってしまい、このレースに間に合うか不安だった。しかし、岡トレーナーに応急処置をしていただいたり、近所の整骨院や針灸に行って何とか帳尻を合わせた。


ただ、会場のアップでローラーをやっているときも、変な力の入れ方をすると腰にビリっとくるので、かなり慎重にレースを走行した。おかげでレース中には腰の痛みが出ず。さらにレース後にちょっとではあるが登坂練習にも行けた。


この後に重要なレース、そしてチーム事務関係が続くのでしっかりとケアしていく。


・上記の内容から今後のトレーニング内容を簡潔に。またその内容をいつまでにどれだけ実行するか。


この後にクリテリウム、さらにTTレースもあるので、そのレースにターゲティングした練習計画を。


まずクリテリウム前には短時間の瞬発を狙ったトレーニング。
一方でTTレース前には、またある程度の時間に高負荷を維持するトレーニングを。


何よりも腰痛をしっかり治す!!!!!
=======

うがあwww
でわでわ。