中国UCIシクロクロスレース・第1戦レースレポ

どもです。
今回の中国UCIシクロクロスレース遠征では、急な遠征決定にも関わらずReady Go JAPANチームご協賛各社様や、たくさんの方々からご協力をいただき、順調に準備を進めることが出来ました。

現地では、地元レース運営や受け入れ態勢など、様々なシーンで勉強することができました。その辺りの細々は追ってレポートしますので、まずはレース内容のみにフォーカスしたレポートを先に掲載したいと思います。レース写真についても、まだ整理している最中なので、追って掲載します、すいません!!


8月30日・1st race Yanqing Station(UCI C1) : Yanqing County, Beijing,China.


キャットアイ・ステルス50で採取したレースデータはこちらです。
http://www.cateyeatlas.com/trip/detail/792377/


29日の昼に日本出発、北京空港には夜7時に着いた。到着した日本チームのうち何名かを迎えのバスに、後発組の他国選手も一緒に乗せるため待って欲しい、ということで待つが飛行機の大幅遅れで空港出たのが夜10時。ホテルに着き就寝したのが遅かったのと足の浮腫みが気になり、翌日の主催者スケジュールにあった万里の長城への観光は断念、部屋でストレッチなどで回復に努める。



午前中の万里の長城ツアーから戻った選手と一緒にレースコースを試走。ホテルから6kmほどの近さなので自走で移動しコース下見。この会場では既にUCIレース開催実績があるため、運営準備は万端な様子。事前に固い路面、ほぼフラットなハイスピードコースと聞いていたがその通り。更にレンガを敷き詰めた散歩コースのような箇所が意外と長く、ロードのような走りと展開になると仮定し今回、初導入のBOMAエピスRをメインバイクとし、これにタイヤをフロントがシラクマッド、リアをシラクサンドの空気圧1.9barにした。あー、シラクサンドをもう一本持ってくればよかった。伊藤とは急な登り下りが連続する区間などのライン取りチェックをおこなう。


試走では1周回、約3.5kmを9分から10分で走ったので、本番ではトップが8分台として5周ぐらいと予想。思ったより暑くなかったのでチャンピオンシステムの薄手の長袖ワンピース。OGKカブトの指切りグローブに、R×Lソックスの五本指ソックスを準備した。水分補給は必要に感じたので、グリコCCDを500mlを朝からチビチビ飲み、更にシートチューブ側にボトルケージをつけてレース中もCCDが補給出来るようにした。本来、シクロクロスではレース中の補給は禁止だが、気温が高い時はコミッセール判断でOKになる。今回は夏期の試合で気温も高めなので2試合とも補給OKになった。(※注:更に本年よりUCIルール改定により、バイクにボトルを装着した状態でピットにて補給を受け取ることが可能になった)

こちらは日本チームのテント。

レース当日は懸念していた雨はなく、程よく曇りで猛烈な暑さはないがレースなら汗が止まらない感じ。11時にホテルのランチを軽めに摂ってから、RGJチーム伊藤含め日本チーム全員で自走移動。レースまで1時間近くあったが、久しぶりの海外レース出場の緊張と、初めての会場でアップする場所を上手く見つけられずウロウロ。しかし、その怪しい徘徊のせいか、シクロクロスマガジンから声かけされ急遽取材を受けることに!最初はバイクの紹介だけか、と思ったら英語インタビューまで受けた。いつもチェックしているWEBからの取材に感謝!

レースのスタート10分前にコール。自分は昨シーズンに野辺山UCIレースと全日本選手権UCIポイントを保持したからか、8番目に呼ばれて端ではあるものの最前列!かなりドキドキしながら様子を見ていたら、今回のチーフコミッセールがスタートコールから始まり小まめなフォローをしているのが素晴らしい。


そして女子エリートレースがオンタイムの12時30分に17名でスタート、キレイにスタートしたかったが慌ててペタルがハメられないうちに、ほぼ最後尾になってしまう。

しかも完全にアップ不足で心拍がうまく上がらない。テクニックで誤魔化し抜き去る箇所もないし、コースがスピーディー過ぎてパワー足らずの私は置いていかれるばかり。2周回目で目前に捉えた選手にも、どんどん離され泣きたくなるが完走はしたいので必死に脚を回す。

コントロールラインで周回数が掲示され、予想通りの5周で決定した模様。となると1周回は8分くらいで推移。自分のメーターでは9分前後で周回を重ねていたが、これ以上遅れると完走が危ういので林間部のガタガタなハードオフロード区間は無難にクリアし、レンガのオンロード区間では倍数をかけて凌いだ。



何とか80%の脚切りも間に合いゴール。しかしUCIポイント対象の15位には一つ順位が及ばす16位。伊藤はマイナス1周回のラップアウトだった。
<周回ラップタイム>
※実は2周目にスタートを押す、という阿呆をしてしまいグチャグチャに。
3周目・10:09
4周目・10:13
5周目・10:15
・・・ということで後半は9分台からも落ちていました。ガク。


自分のレースが終わったらすぐに男子エリートレースのサポートお手伝いに入る。汗でワンピースジャージがびしょ濡れではあったがCCDのおかげで脱水はなかったので、着替えを素早く済ませスペアホイールを持ってスタート地点へ。今回、日本からは小坂、向山、松本、金子、松尾の5名がエントリー。彼らの健闘をピットエリアから見ながら、自分のパワー不足を痛感しつつも、走るラインはまとまっていたのを確認して次回レースの対策ヒントにした。


今回の中国遠征でRGJチームのマネージャーとしていろいろと動いてくれたのは、ともにゅ!!レース中もレース以外でもフォローいただきありがとうございました!!

でわでわ。