第9回埼玉県タイムトライアルレースレポ。

どもです。
レースと表彰式の署名付き写真撮影は加藤 智カメラマンです!
いつもありがとうございます!!
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・大会名:第9回埼玉県タイムトライアルロードレース大会・加須こいのぼり杯 
・日時:2015年5月10日  
・会場:埼玉県加須市利根川河川敷地内工事用道路(加須市区域)
・気温:20度から25度
・コース状況:ドライ
・距離:10km
・リザルト(順位・タイム・タイム差他)
女子2位・16分28秒649・トップ差は約30秒


・前日の就寝時刻:夜10時
・起床時刻:朝4時半
・レーススタート時刻:スタートリストでは10時26分
※個人タイムトライアルなので、15秒ごとに1名づつのスタート、
私は女子のクラスで最終走者となる。


・ウォームアップ開始時刻とその内容
9時半に一回、軽く脚回しを10分ほど。
合間に岡氏に筋膜リリースをしていただきながら、
最終的に10時から5分間、心拍を165まであげておく。


・レース目標
3連覇。それだけ。


・レース戦略
試走の段階でコースの往路は下流に向かい少し下り、復路は上流に向かい少し登りなのに、往路は追い風、復路が向かい風。そのため往路は飛ばし過ぎず、復路はしっかりとペースを落とさないように走る冷静なペーシングを心がける。あとは風の抵抗を少なくするための姿勢を最後まで維持すること。(ただ、実際にはコース試走が運営都合で出来なかったので若干不安)


・戦略上で注意すべき選手
今年は細谷 夢菜選手、あとマスターズトラックの覇者・和地 恵美選手、同じくマスターズトラック覇者のRGJ小沼 美由紀選手と手ごわいメンバーが揃っている。


・レース前の食事(内容と戦略)
早朝にサンドウイッチとホットのカフェラテ、ドーナツ。
8時にオニギリを1個。
距離が10kmで約15分から17分ぐらいの試合時間ということで短時間レースだが、負荷が強いので糖分も摂りつつ、しっかり食べる一方で胃にもたれないように!


・スタート時の覚醒水準(集中力)
昨年と若干、位置やコースが変わったことので、事前に打合せしていた動きをできたので集中してスタートに立てた。
また、以前はこのレースの運営にも関わっていたので知り合いが多く心強かった。


・スタート前に使用したマッサージオイルやサプリメントなど
ハムスタースピンつくば支部の岡 泰誠氏に腰や腸腰筋の筋膜リリースと可動域拡張をしてもらった。
おかげで脚回しがスムーズな状態で準備が出来た。そのため、スタート前のマッサージは省略。
サプリメントとして、グリコ・パワープロダクションのエキストラ・オキシアップを4錠。

・レース中の補給内容
短いレースなので、水のみ用意(レース中は摂取せず)


・レース後に摂取したサプリメントなど。
グリコ・パワープロダクションのおいしいアミノ酸BCAAを一包。
あと岡さんから教えていただいた、ストレッチをおこないながら、クールダウンを念入りに。
(短い時間の高負荷なので、ちゃんとダウンをしないと後が大変なことになるので)


・レースの内容を簡潔に。
ほぼ予定通りに準備をすませてスタート位置へ。私は女子クラスの最終走者となるが、その前にRGJチーム選手が3名スタートするので、そのスタートのたびに気合の声援を送る。
いよいよ、自分のスタート時間。スタート台はあるもののホルダー(自転車を支えてくれるスタッフ)はいないので、自力で落ち着いてペダルをはめて、自分にも気合を入れてスタート!

スタートは割と順調に落ち着いて出て、すぐに立ちこぎでスピードを上げる。ディスクホイールの独特の音を感じながら往路はスグに高速域に入ったので、TTポジションになってスピードを殺さないことに集中。サドルは何度も試して脚が順調に回せる位置での前乗り気味。追い風で恐ろしいぐらいにスピードが出ている気が。と目安となる橋を超えて、前走のRGJ高橋選手を追い抜く頃にメーターを見たら48km/h!!ちょっと餅つかないと(落ち着けの意w)!

途中にクルマ止め?のような段差が4か所ほどあり、「やはりコースの試走が出来てないとTTは辛いなぁ」と思いながらタイヤがパンクしないようにキレイに入るように走行。ただ、試走が出来なかった代わりにRGJチーム選手たち全員で監督と上の土手を走って、大体の距離感とか目安になる橋の位置などを確認していたのは良かった。


しばらくして、あっという間に折り返し地点。ここまでの往路でタイムが6分22秒、ちょっと飛ばし気味だったかも。折り返しのところで先に出走していた細谷選手の姿が見えたので、一気に距離を縮めたい!と焦ってしまった。ギアを落とす前に折り返してしまった、慌ててギアを落とす。その途端に猛烈な向かい風、マジかよ!!

その遅れを取り戻すために、相当必死に踏んだらしく、後からみたデータでは34km/hぐらいだしていたらしいが、それも1分ぐらいしか続かず。その後はびっくりの30km/hそこそこ。残りの1km看板が見えたころには、乾燥のせいもあってヨダレが牛のように垂れ流しになるが、そのまま踏ん張ってゴールを目指す。監督が気合を入れてくれるが、もうゴールまで急がないと1位は難しい感じ。何とか踏み込んでゴールしたが、なんと復路では10分3秒。結果、折り返しのタイムも入れて16分28秒。

ちなみに優勝の細谷選手は、30秒前の15分57秒だったが、思うに往路よりも折り返し後の復路でのタイムがかなり高く維持できている感じがした。3位はRGJ小沼選手。彼女との差は16秒。4位は和地選手で私から25秒。うーーヤバかった。


帰宅してからデータを見直したら、往路が若干飛ばし過ぎ、復路が重いギアで踏みしめてヒルクライム状態だった。


往路:心拍167.0、ケイデンス97.9、区間平均45.9km/h、MAXは51.5km/h
復路:心拍178.5、ケイデンス77.0、区間平均29.8km/h、MAXは35.5km/h
なお、両方の平均スピードは37.0km/hでした。むーーー。


で、レース時の想定ギアも算出してみると、これがまた。
往路:53×17から2分後に14に。
復路:53×17<おいおいおいおいおいwww


特に復路のケイデンスの「77」で53×17で回しっぱなしって、アナタ、馬鹿ですか!という感じで自己嫌悪。
ただ、スドーマン監督によれば「では、そこで一段ギアを軽くしたことで、そのスピードを維持出来るか?は、今回は微妙だったかも」と。自分としては、この重さのギアでもそれほど難なく(脚が死ぬほど重たいとかなく)走れたので、ヒルクライムの耐性も出来てきたのか?とも思ったり。それと、最後までエアロポジションは保てたように思えた。


ということで昨年との比較。
まずは、昨年の同大会でのレース写真。
フレームはインターマックスですねー。

んで、今年のレース写真。
フレームはBOMAのTT専用バイクに!

おおおお!こんなに、ちゃんと鋭角出ているよ!!
クララが立ったよ<違うw
これ以上のエアロなポジションは
私の胴長短足スタイルでは限界なので、
あとは背中の筋肉を柔らかくすること、かな?と。


今回は意外に冷静になれていなかったことに自己反省をしながらも、アドレナリンの出方が普段からレース時は尋常でないので、それに助けられたのだな、と思いながら、もっと頭を使えよ、と思う反省しきりなレースであった。


・レース後の痛み・違和感・機材などの不具合
復路がヒルクライム走行のような走りとなり脚が辛かった。帰りの車の乗り降りがしんどかった。
ただ膝を始め、どこが痛いとか動かない、というのはなかった。
機材については、ヘルメットを最初モストロTTにする予定が、タンポポの綿毛が飛び交っているため
フロントシェードのついているエアロK1に変えたが、これは正解だった。

・今回のレースで準備が足りなかったと思われる点(トレーニング、体調管理、機材、その他) 
準備は4月のチャレンジレース直後から、すぐにおこなった。まずはTTバイクのセッティング。
BOMAのエランTTは昨年の全日本TT選手権でも良く走ってくれたので、それを「直線コース専用」のハンドルポジションに変更した。主な変更はハンドルを更に下げて、且つ無理にならないTTポジションになるように調整。


あとフロントギアや楕円の53×42のまま、後ろは12-23のギアにする。楕円は、TTの際には相性が良いので今回も使用。
ホイールはフロントはBOMAカーボン50ミリハイト、リアはBOMAのディスクホイールTH-DD、これはシャフトの交換でロードにもトラックにも使えて便利!


タイヤはミシュランのチューブラータイヤ・サービスクルスの21C。実はエランTTには25Cタイヤがリアに入らないんで。
ドライコンディションだったので、尚更ミシュランタイヤの食いつきの良さと、一方での転がりの良さが生きたと思う。何より途中の段差などでもパンクしなくて良かった。


ウエアはチャンピオンシステムのスキンスピードスーツを。昨年から使用しているが、パットのフィット感といい、全体の着圧や走行中の足さばきも良好。首元が大きくカットされているのもTTレースでの前屈姿勢時に、前から首が締まる感じがなくなるので良いし涼しいし。


ヘルメットは前述のように、OGKカブトのエアロK1をシェードを全て装着した状態で使用。タンポポの綿毛のほか砂埃も酷かったので、完全に顔回りを覆えるヘルメットは助かった。視界も良好だった。一方でレース時の気温は高かったが、レース時間が短かったせいもあってか、それほどこのヘルメットを暑く感じなかった。


靴下は武田レッグウェアーのR×Lソックスの五本指仕様「TBK-750R」。短い時間で高い負荷を出したいときやヒルクライムのようなレースには、私としては五本指!と思っている。実際に脚の踏ん張りが効くし、攣りが出にくい。足首の長さもあるが、フィットが良いので空力抵抗が少ないのも助かる。


グローブは暑かったので、OGKカブトの短いグローブ!ということでPRG-4で。薄手のグローブでフィット感が良いのは風の抵抗が少ないし、TTバーのギアチェンジに不可欠なグリップの良さも大丈夫だった。何より軽いので付け心地が良い。どちらかというと長い時間を走るロードレースだと、更に実力を発揮するグローブ。


スキンケアは株式会社アミックグループのアスリート専用スキンケア製品「アスリートX」の日焼け止めなど。朝から強烈な紫外線を浴びた河川敷のレースだったが、朝に専用下地(アンダーベース)から日焼け止めをしっかりと肌に馴染ませれば、夕方まで塗り足しなしで肌がヒリヒリしないし快適。汗をかいても崩れないのはいつも助けられている。


レース時はもちろんだが、普段のトレーニングからレースを常に想定して準備したり試したり、チーム選手たちとも意見を交換しているので、準備をしっかりと積めているのは協賛各社様からの、素晴らしい製品のおかげ。いつも助けられているし、その製品の長所を生かす使い方や、新たなアレンジを情報提供できるように引き続き使用していきたい。


・上記の内容から今後のトレーニング内容を簡潔に。
またその内容をいつまでにどれだけ実行するか。


来週は日本サイクルスポーツセンターを8周回するレースとなるので、素早く切り替えて短めの登坂を中心としたトレーニング。
さらに、その後は全日本選手権個人TTとロードレースにむけたトレーニングの最終段階に入る。
3月の退院からおかげさまで順調にスケジュールを消化しているので、今は大きな病気や怪我をしないように!!
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いつもお世話になっております、三和エナジー様のご担当者の皆様と!
暑い中、一日中の出展ブース活動、お疲れ様でした!
そして生分解性潤滑オイル「BIOBLEND」、
今回も活用させていただきました、ありがとうございます!!

でわでわ。