第20回全日本シクロクロス選手権:準備編

どもです。
先日、12月14日(日)に12月14日(日)に
「第20回全日本シクロクロス選手権大会」が
宮城県村田町のスポーツランドSUGO国際モトクロスコースで開催され、
10年ぶりに今大会に出場した私、なんと6位入賞しました。


今回のレースでは、昔とった杵柄が生かせるかな?と
いろいろと準備をしましたので、その内容も含めてレポートをば。

文中にも掲載させていただいた素晴らしいレース写真を撮影くださった皆様に、
そして第6回大会で1枚もレース写真のなかったことを悔やんだ日々から
これだけシクロクロスレースを開催し続け盛り上げてくれた
AJOCCの皆様、関係者の皆様に、会場で「牛さん!」とか
熱い応援してくださった皆様に、チーム関係者の皆様に、
心からの御礼を申し上げます!!


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はじめに:
2000年の第6回全日本シクロクロス選手権大会でチャンピオンとなったとき、
女子レースのゴールにはカメラは一台もなく、師匠である藤森氏だけが待っていた。
それから3年後に女子自転車レースチーム立ち上げ準備と、
シクロクロスレース運営のため選手活動を辞めて約10年。
全く自転車に乗らず過ごす間に状況が変わっていった。


特に自転車、自転車レースへの注目が上がる中でシクロクロスがブレイクし、
各レースが魅せるレースを意識した運営とシフトしてきた。
情報はWEBを駆使しスピードが上がり、機材など装備は進化、
そんな中で選手はどのように変化したのか?というと、まだまだな所もあり。
そんな中で2年前から自転車レース参戦復帰、
今シーズンからシクロクロスにも参戦復帰し2ヶ月の私が
10年ぶりの全日本選手権大会のレースから見えたことをレポートする。

※上の写真は今大会の受付業務をされていた
第1回全日本シクロクロス選手権チャンピオンの川崎典子さん(右)と。
ある意味、貴重な1枚w撮影は今大会MCのガラパちゃん


事前準備:
以前に菅生レース参戦の選手レポや写真を見て、
野辺山ほどではないが雪や霜で泥になることを想定し、
普段愛用のBOMAエピス1台だけでは絶対に走り切れない!と考え、
私が10年以上前に作っていただいたズノウのアルミフレームや
監督所有の古い丸石クロモリフレームも、完全に実戦投入出来るように整備。

この古いバイクはタイヤ周りのクリアランスが広く泥詰まりに強く、
更にサイズが私やRGJ伊藤、監督全員が使い回し可能。
タイヤについては、古いタイヤのほかIRCシラクマッド32Cを用意。
更に28Cの細いタイヤも用意。場合によっては会場でも替えるように、
家にあるだけのシクロクロスタイヤを持っていった。

ピット作業対策としては、合羽に長靴はもちろん、
ニュートラル洗車機が使えなくなることを考えて様々なブラシに
バケツ、水タンク。フレームには予めワックスして泥落ちを良くし、
タイヤ脇も防水シーリングを塗る。
着る物については、試走でジャージが泥でも着替えに困らないよう多めに用意。
アンダーシャツに手袋、靴下は様々な種類を多めに。
ヘルメットに泥落ちよくするためシェルにワックス。
靴は泥が酷くてベルクロがダメになっても大丈夫なように、
トゥクリップ用のベルトを加工した。


スケジュールなど:
監督が土曜午前のレースに出場することと、
私があまり直前に自転車に乗る試走はしたくなかったので
金曜昼に会場入りで。

金曜にコースを乗り込んで、土曜は最終チェック程度、
日曜朝は徒歩でコースチェックとした。
土曜の監督出場レースが私の出場するレースと同じ時間帯なので、
監督サポートのピット作業しながらレース状況や
マシンのトラブルなどを確認。
特にタイヤについては「マッドでなくてサンドもいけるかも!」と閃き
監督に相談。会場にブース出展されていたIRC社にシラクのサンドを見せていただく。
ヤスリ目だけで余計なトレッドがなく、チューブレス特有のしなやかさで
私のような下手くそでもコントロール良いかも?

そこでリアにサンドを装着、フロントをシラクマッドにして早速、
合流したRGJ伊藤との午後コース試走で使ったらバッチリ良い感触!
本番投入タイヤがコレで全て間に合った。


<用意したマシンスペック>
BOMAエピス:フロント46×39 リア12×34
タイヤ IRC FRともにシラクマッド1.6BAR(チューブレス)
FRともにカンチブレーキ 

丸石:フロントシングル40 12〜34 
タイヤ IRC Fシラクマッド・Rシラクサンド1.6BAR(チューブレス)
FRともにカンチブレーキ 

ZUNOW:フロント44×32 リア12〜34 
タイヤ ユッチンソンゴールドスプリント28C 2.0BAR(クリンチャー)
F カンチブレーキ ・R Vブレーキ


チェーンオイルについては、RGJチームでは毎度おなじみの
生分解性のメンテナンスオイル「BIOBLEAD(バイオブレンド)」。
これはサラサラとしたオイル成分なので
このレースや野辺山のような泥の酷なコースでも
チェーンに泥がまとわりつかないのがいい。
しかも、オイルが分解されて自然にやさしい成分なので
マメにチェーンに差して、泥離れをよくするのがオススメです。
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次はレース当日とまとめを。
でわでわ。

これはレース後です、良い子はマネをしてはいけません!www