第20回全日本シクロクロス選手権・当日編

どもです。
いよいよレース当日の内容です。


ちなみに、12月14日(日)「第20回全日本シクロクロス選手権大会」
宮城県村田町のスポーツランドSUGO国際モトクロスコース
当日の気温は朝がマイナス3度、
レーススタート時にはプラスで3度ぐらいか?
風は女子レースの際には微風でしたが、朝降った雪がうっすら残ってました。

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レース当日:
朝は5時に起床。軽量化wしてから6時に朝食。
和食で納豆卵ご飯にして食べるが胃の動きが金曜から良くてパクパク箸が進む。
さすがに消化に悪い海苔は残すがほぼ完食。
水分は暖かいお茶をマメに飲み、食後にグリコのEXオキシアップ。
この所のレース前は必需品。朝から雪がちらつく寒さなので
会場までの移動も身体を冷やさないように。


会場には7時過ぎに到着。まずはコースを徒歩で視察。
固そうな路面だが雪はそれほど積もってないし、
溶け出したら昨日と同じズルズルだろう。
今回のコースディレクター三船さんから話をお聞きし
自分の中で最終作戦を決めていく。

結論・今の技量では自転車に乗ると遅いので、得意な担ぎで速く。
前半で慌てて野辺山は大失敗したので、
スタートはコース状況によっては無理に前へ行かず、走りながら番手を上げる。
あとは泥が詰まらないように自転車は押さず早め早めに担ぐ。


スタート1時間前に用意した全てのバイクに乗って
アチェンジを全部に入れて最終確認。
うち1台のリアラチェットがおかしかったので
シマノの大久保さんに見てもらい応急処置。
凍結も原因と聞き、ピットに車の窓用凍結防止剤を用意してもらう。
更にグリコの美味しいアミノ酸BCAAを飲んで、
ローラーで軽く15分アップ。

そこで又々思い付いてランニング用のR×L五本指ソックスである
メリノウールが気持ちいいTRR30G、
その上から愛用の滑り止め付きなR×L自転車用ソックスTBK300Nを履き、
MTBシューズとのフィット感を試すのも兼ねて軽くランニング。
これがかなり好感触!
ついでに手袋も二重にしようと思ったが、
OGKカブトの冬用グローブは暖かいので、そのままで。
ジャージはワンピースだが特に冬用ではなく、アンダーシャツで調整している。
今回は古いが肌触りの好きなロビロン、
右肩には担ぎが長い時に痛くならないようパット代わりのタオルを入れる。
OGKカブトのヘルメットKOOFUの下にはR×Lオリジナルバフ。
程よい厚さの生地で軽くフィット感が良い。

スタート10分前から召集。ゼッケン番号順で呼ばれるが、
今年は実績ナシなので後ろスタート位置、これは想定内。
ただスタートに行くだけで泥が靴に詰まる。
後から男子エリートを観戦したら、スタート時に靴の上からビニール袋を履いていた!
この時には思い付かず。
コースは昨日マスターズレース時とほぼ同じ泥、更に気温が低く凍結箇所あり。
レイアウトはダイナミックな登り下りあり、乗車と担ぎのスイッチ切り替えが肝か。


10名でスタートした女子エリートレースは優勝争いの豊岡と宮内、
そしてRGJチームOBの武田を先頭に一気に進んでいく。
私は団子になって慌てるのを避けるために後ろから、
と思ったらいきなり最後尾に。うーん、しょうがないな、と
思いつつも半周ほど進んでいくうちに2名をパス。
そこからピットに向かうキャンバー区間で落ち着いて走りつつ、
押しを切り替えているとスグにまた前の選手を捕える。
しばらくは真後ろで走っていたが、乗れない箇所になってからは
泥詰まりを防止するために素早く担ぎの態勢に入ってランニングで追い抜く。

これを繰り返してパスしていく作戦に。


問題は自転車乗車できる区間になると、
まだまだ慣れてないこともあって自分でもイライラするほど遅い。
野辺山ではコレで焦ってしまいペタルを踏み倒してリアメカを壊しているので、
今回は「担ぎランニングの箇所で走りまくる」と割り切って乗車。
時々、危うい乗車になることもあったが、大きなロスなく1周回目を終了、
2周目に入ってのピットで自転車をBOMAから丸石にチェンジ。

2周目が一番走れたような気がする。
少しずつ前に番手を上げながら、コースにも慣れて乗車もできるようになってくる。
時々余裕も出て観客の声援にも答えていた。
途中でスっ転んで頭を打ったのは自分でも笑ったが、
すぐに立ち直ったのにも自分で笑えたほどだった。


3周目に入る少し前にアナウンスで「女子の周回が決定し、全4周回」と聞こえた。
あと、2周回ならまだまだ走れる!とちょっと調子に乗ったのがまずかった。
最初のピットで再び洗車済のBOMAを受け取ったが、
気温が上がり始めていたこともあって、泥がまとわりついてきた。
担ぎランニングは快調だったが乗車が再びダメダメに。
さらに帰りのピットで余裕だったこともありバイクのチェンジをしないで
通過してしまった。そのため、あと少しでコントロールライン(=ゴール)の箇所で
先頭の豊岡が背後に迫っていると聞いて慌てたこともあり
深めの泥にはまってタイヤがまったく動かなくなってしまった。
それまでは、まったく泥にはまらず快調に走れていたのに!
その状態でゴールに入る直前で豊岡に抜かれて終了。

優勝タイムが43分台だったので、1周回はトップで11分以内ということだから、
自分はもっと1周回にかかっているということだ。
こんなタイムでは自分がまだまだ戦いに絡むという以前の問題!
ということが分かり情けなくなってしまった。
ただ、途中でボチボチと選手を追い抜いていたはずだよな?多分7位ぐらいか?
と思ってリザルトを見たら、なんと6位に入賞!
これなら尚更、周回遅れを免れて入賞し、UCIポイントを取りたかった!!
もっとスキル練習も重ねなければ、と決意したのであった。

現況と今後の方針:
当初、2年ぶりにトレーニングを再開した際には、シクロクロスへの復帰よりは
ロードレースの個人タイムトライアルへの挑戦が主だった目標だったので、
とにかくロードレースでのベース作りをしっかりおこなって
FTP値の強化をおこなっていた。


これとともに、RGJチーム選手の一員となった今年から
ロードレースでチームのアシストが出来るように、
瞬発的な走りの強化も同時におこない、
特に夏には乗り込みをおこなっていた。
この夏の状況で昨年の夏のような膝の痛みが出たら
ロードシーズンでオフシーズンに入る予定にしていたが、
膝の状態が良好だったこともあり、監督と相談して
シクロクロスへも復帰することとした。


その際の最大の自信となったのは「ベースをしっかり作っていたこと」であった。
オフロードを走るスキルについては、元々あまりうまくないほうであるし、
今から思い出すにも時間がかかりそうではあったが、
何よりも体力の裏付けとなるベース作りを積んでおくことは大事だと思う。
おかげで昔、クロスカントリーランをやっていたこともあり
ランニングについては問題なくレースでもできるよう、練習でスグに取り戻せた。

今後は、冬の間にロードのベーストレーニングを中心に、
時間があるときにはシクロクロスのスキル練習もおこなう。
来年の最初のレースが2月の高石杯ロードクリテリウムとなるため、
コーナーごとの立ち上がりを意識した瞬発練習も多く必要だ。
これもシクロクロスで生かせる能力なので、しっかりとおこないたい。


シクロクロスは元々、ロードレースのオフシーズントレーニングとして発生した競技なので、
何よりもロードレースのトレーニングは必須となる。
一方でオフロードでのスキルアップも必要。自転車が上手であればあるこそ、
特にシクロクロスでは勝てるようになるので、
そのことを考えながら引き続き練習を重ねたい。
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もっともっと、いくつになっても精進できるシアワセを噛みしめて
引き続き頑張ります!!
でわでわ。

I get a prize today's All Japan Cycle cross Championship race 6th place!
Thank you so much for all support and Ready Go JAPAN team!