2015チャレンジロードレース・レポート

どもです。
第40回目という伝統あるロードレース、
「チャレンジサイクルロードレース」の
レースレポをまとめてみました。
同じ会場では、今後も多くのレース開催が予定されておりますので、
ご参考いただければ、と。
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・大会名 第40回チャレンジサイクルロードレース
公式HPはこちら、レース結果もチェックできます。
http://challengeroad.com/
・日時 2015年4月5日(日)  
・会場 静岡県日本サイクルスポーツセンター
・気温 13度ぐらい
・コース状況 霧雨で少々ウエット
・距離 5kmサーキットを3周回半=18.9km
・リザルト(順位・タイム・タイム差他)
20位・タイムは40分41秒・トップ差は5分30秒


・前日の就寝時刻 夜10時すぎ
・起床時刻 朝4時半
・レーススタート時刻 午後2時


・レース目標
昨年の同大会、および先週の社会人対抗ロードの周回タイムを上回ること。


・レース戦略
先頭集団に出来るだけ着いていくこと。


・戦略上で注意すべき選手
梶原選手や細谷選手など、高校生選手や登坂を得意とする選手たち。
今回はエントリーで50名を超していることと、
男子エリートやアンダークラスとの時差スタートとなり、
レース中は実質、300名以上がコース内を走る状況となるので
雨でぬれたコースでの走行にも注意する。


・レース前の食事(内容と戦略)
起きてスグにオニギリを1個、7時ごろにリンゴパイを1個
12時ごろにサンドウィッチを1個。


・ウォームアップ開始時刻とその内容
12時ごろに着替えをしてレース準備をしたうえで検車と出走サイン。
その後にGTローラーで30分回し、最終的に心拍を170近くに1回上げておく。


・スタート時の覚醒水準(集中力)
ちょっといろいろとあり、前夜が熟睡できていなかったが、
レース前に出場するRGJチーム選手たちが集まってくれて
一緒に支度したりアップしたりしているうちに、やる気が出てきた!!
おかげでスタート前には良い意味でリラックスできていた。


・スタート前に使用したマッサージオイルやサプリメントなど
朝にグリコのエキストラエキシアップを4錠、
アップ後にグリコおいしいアミノ酸BCAAを一包
スポーツバルムの1番(ホット)を膝を中心にしっかりと塗る。
(オイルを塗ることで、雨をはじく効果もあり)


・レース中の補給内容
グリコCCDドリンクを500cc用意、半分ぐらいを摂取した。


・レース後に摂取したサプリメントなど。
残りのCCDドリンク、あとはご飯を食べた(小さ目いなり寿司を3個) 。


・レースの内容を簡潔に。
先週、まったく同じコース・会場でのレース(社会人対抗ロード)に出場していたので
あとは、しっかりと全体のレース展開を注意しながら
自分のペースを乱さないよう、落車に気を付けて走るようにした。
事前の調整も反省し、土曜日は完全休養し退院後から急いで調整していた脚を
十分に休息させてスタンバイした。

スタート時点では霧雨で、コースは薄っすら濡れている程度。
昨年の社会人対抗のように、油を撒いたような濡れた状態でなく安堵。
風は強くなく、気温は低めだったが湿度が高いのでオイルを塗った脚で
短パンになって、上着は半袖にアームウォーマーで対処した。


グローブは前回のレースで、かなり気に入ったオージーケーカブトの
PRG-1にした。これなら指先までカバーできているので、
寒さ対策とともに、ウエットの際に万が一の落車でも指を守れる。
一方、メッシュ素材なので暑く蒸れないから丁度良い。

頭はR×Lのバフを巻いて、万が一雨が強まったときの対策を。
もしも途中で暑くなってきたら、耳を出せばよいので便利。
タイヤの空気圧はレース前にいろいろと試してみて5.5まで落としてみた。


スタートの14時05分までスタート地点で結構、長い時間待たされる状況となったので、
少しでも体力を温存するために地べたに座って待機。
14時ちょうどから男子のエリート、そしてアンダーが時差でスタートし、
女子のA-Fクラスは定時でスタート。


※上記の写真撮影:加藤 智


路面が濡れていたことと、女子の出走が50名近かったので
コースの右側をキープして、出来るだけ早めに前に出るように動いた。
1号橋では5番手くらいで超えて、登りに差し掛かったところで
10名ぐらいに一気に抜かれるw


この中にRGJ小沼がいたので、彼女の真後ろに位置するようにして
この集団でキープするようにして2号橋に入る。
しかし、ここでペースがジンワリと上がったようで、
目視した限りでは、単独で先行する梶原(坂戸高)、そして彼女を追う15名ぐらいの集団、
さらに、その後ろに5名ぐらい、という形になった。
私は出来るだけ、メイン集団を追う5人の集団に入りたくて追いかけるが、
ホーム地点の下りに入るまで追いつくことができなかった。無念。


またかよ、やっちまった!!
そこで周回を10分台から11分前半で回れるように気合を入れなおす。
レース全体の流れが、コースがドライだった昨年よりも速く感じたので、
とんでもない状況だなあ、と思いながら2周目に入る。

途中で男子エリートの先頭集団に2回追い越され、さらにアンダーの選手たちも
追い越しがあったこともあり、邪魔にならないように走りつつも、
途中でペースの上がり方も参考にしながら、ペースを落とさないように走行。


タイヤのグリップも良く、BOMAアルマーαもしっかりと進んでくれるので、
下りの急なコーナーも安定して周回を重ねて最終ラップに入る。
その際にゴール地点にいたチーム監督から「あと1人で20位」を言われる。

最終周回の2号橋を越えて、登坂に入ったところに、
前方の女子選手を見つけた。高校生選手のようだ。
後ろから近付いている私に気が付いていない様子。


そこで、最後の登坂のキツイ斜度のところから一気にアタック!
監督が「最後だから死ぬ気で踏め!!!」と声がかかる。
あとはガムシャラに踏み倒して、相手を抜き去って、そのままゴール!!
ギリギリで20位に入れた。

ココからBBAの底ヂカラwww

ほんで女子高校生を喰った私w

※上記の写真撮影:加藤 智
<今大会でのタイム>
1周目・10:41
2周目・11:25
3周目・11:09
ゴールまで・7:28
ゴールタイム・40:41
(2014大会のタイム・42:50)


優勝した梶原選手のゴールタイムが35分11秒。
昨年大会の優勝も同じ梶原選手でタイムが36分57秒、2分近くタイムが上がっている。
ちなみに昨年は坂口 聖香(日体大)とのデットヒートがゴール近くまであったが、
今回は、ほぼ終始単独走行で、このタイムは凄い。


で、今大会のようにスタートが正面のホーム地点、ゴールが秀峰亭となったのは
確か2012年大会だったからのような記憶があるので、その優勝タイムを比較しても
今大会が最速の優勝タイムだった。


さらに、今までのホームスタート・ゴールだったころ(20km)でおこなわれたときの
タイムとの比較として、仮として2分を今大会のタイムに合計するとしても、
1993年大会の当麻 愛選手が出した36分41秒に迫る、なかなか良いタイムだと思う。


ロードレースなので、天候状況やレース展開などにタイムは当然左右されるものの、
この修善寺のコースで、短めのレースの場合はタイムは強さに反映されるので、
女子レースの今大会でのタイムの良さは、選手全体の強さの底上げに繋がっていると思う。


更にいえば、今回は男子に混ざってペースの速いレースと走っていたことも
女子レースのペースが上がった要因にも思える。
別に男子レースの集団に着いて行った、とかいう走行をしてなくても、
速いペースの集団と同じ流れで走ることにより、自然とペースが上がるのと
走行に十分注意してキレイな走りが出来るので良いと思った。
一緒に走る男子選手には迷惑かもしれないが・・・。


とにかく女子レースで、結局43名が出走したことは大きな意義があった。
厚い選手層の中でこそ、良い選手がたくさん輩出されるので
このような傾向を進められるように、今後もRGJチームで出来ること、
そして今、活躍する女子選手たちで出来ることを実践していきたい。


・レース後の痛み・違和感・機材などの不具合
痛み、機材など違和感や不具合は一切なかった。

※上記の写真撮影:加藤 智


・今回のレースで準備が足りなかったと思われる点
(トレーニング、体調管理、機材、その他) 
今大会を目標としてオフシーズンはトレーニングを重ねてきたので、
その成果が一定量でたのは良かった。


しかし。まだまだ足りない点がある。
・瞬間的なMAXパワーの向上(これが足りないのでアタックに反応できない)
・パワーの底上げが足りないので、パワーの幅が少ない。
これによりペースが上がった時に反応しきれない状況となる。


全体にパワーを上げられていても、それを淡々と走るのはサイクリングでやることで、
レースでは、緩急をつける走りが出来ないと意味がない。
繰り出せるパワーの幅を広くすることと、ダッシュの力を上げることに
今後はもっとフォーカスして練習を重ねたい。


・上記の内容から今後のトレーニング内容を簡潔に。
またその内容をいつまでにどれだけ実行するか。


上記を達成するために。
・TABATAトレーニングの組み込みを、もうちょっと増やす。
・実走練習での1kmTTを、もっとしっかりと。
・引き続きFTPパワーの底上げを。
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もっともっと、日本の女子選手たちが活躍できるように!
引き続き頑張りまーす!!

でわでわ。