ジャパンカップ2014女子オープンレースレポ

どもです。
先日のジャパンカップ2014の女子オープンレースの
レポートをまとめてみました。

特に来年、このレースに出場してみようかな?と
思っている方の目安になれば、と思っていたりもします。
(写真撮影はすべて加藤 智、いつもありがとう!)


・大会名:ジャパンカップ2014・女子オープン 
・日時:2014年10月18日  
・会場:栃木県宇都宮市・森林公園
・気温:20度ほど、晴天で風も弱い好コンディション
・コース状況:先週までの雨の影響あるものの、ほぼドライ
・距離:1周回14.1kmのコース3周=42.3km 
・リザルト(順位・タイム・タイム差他) :
17位で完走、ゴールタイムは1時間26分、トップとの差・6分49秒

・前日の就寝時刻:午後10時過ぎ
・起床時刻:7時
・レーススタート時刻 :11時


・ウォームアップ開始時刻とその内容
9時に20分ほど軽く回し、出走サイン後に20分のローラー台アップ。
ローラー台では3分ほどキツメに心拍を上げて登坂に備える。
・レース目標
昨年で果たせなかったレース完走、そしてRGJチーム選手の1人でも多い完走
・レース戦略
1周目、最初の古賀志林道でトップの集団と離れないで下りに入ること。
・戦略上で注意すべき選手
RGJチームが8名も出場しているので、チーム内で出来るだけ固まって走れるように。


・レース前の食事(内容と戦略)
朝7時に宿で出た和食の朝食をご飯多めにいただく。
・スタート前に使用したマッサージオイルやサプリメントなど
レース前にグリコ・エキストラオキシアップを4錠、アップ時にCCDドリンク
スタートオイルとして、スポーツバルムのNo.1を膝中心に薄く散布
・レース中の補給内容
グリコのCCDドリンクを500mlのみ
・レース後に摂取したサプリメントなど。
グリコのおいしいアミノ酸+BCAAを1袋


・レースの内容を簡潔に。
スタート前に米田との打ち合わせで、出来るだけ私が前に出て集団をコントロールすることになったため、スタート直後から落ち着いて前に出て、登りの途中ぐらいまでは前にいたかったが、さすがに登坂に入ってから、すぐに金子選手や西選手などが前に出てきたので、無理をしないで、しかしペースは落とさないようにして古賀志林道を登る。

中盤までは何とかついていけたが、佐藤選手と並んで走れていた後半ぐらいから脚がいっぱいになってしまい、あと、登りが終了するほんの少しのところでトップ集団からこぼれてしまった。この1回目の古賀志が4分10秒(自己ベスト)。

下りで何とか追いつこうと、かなり飛ばして下っていったが、前の集団が15人か16人と数えられていたこともあり多分、これは平坦でも速くておいつかないかも、と不安になる。そうこうしているうちに同じく登坂で遅れてしまった追走組が追いつき、その中にRGJ寺田、小沼、高橋夏美がいた。人数は多分10名ほど。


このメンバーで、かなり急いで先頭集団を追い「池」の地点で目視できるところまで来るが、その後の鶴CCで先頭集団でもアタックがかかってしまい、こちらが追いつくチャンスを失ってしまった。それでも諦めないで登る。この1回目の鶴CCは2分10秒。

2周目に入って、そのままバラバラになったままで古賀志に入る。この時のタイムが4分30秒。かなり脚にきているが、こらえて下りで回復させて平坦で何とか盛り返しを図る。その際に追いついてきたメンバーは8名に減り、RGJでは寺田1人だけになってしまった。一方で先頭集団からポロポロ落ちてきている選手も捕え始める。


2回目の鶴CCは、落ち着いてできるだけ走る。2分25秒で登っているので、かなりペースは落としていたのだろう。


最終周回の鐘を聞く。このまま本当に最後まで走らせてもらえるか?かなり疲労は出ているがまだ回復できる余地はありそうだ。そこでこの周の古賀志はゆっくりめで、後続のRGJ寺田がスグに追いついてくるように走る。タイムは5分で登っている。


下りに入ってから、結構早めにRGJ寺田が追いついてくれた。さらに平坦に強い堀選手も変わらず加わっているので、同じく平坦が強いBALBAの選手や堀選手に先頭をひかせて、できるだけ回復に努めた。


最後の鶴CCは、脚がちぎれてもゴールはできるだろう、と渾身の力で登り1分45秒で登り切れた(自己ベスト)。
そのまま単独で抜け出せたので、この勢いのままゴールになだれ込んだ。17位でゴール、完走。
ゴールタイムは1時間26分ちょうど、トップとの差は6分49秒、平均時速は29.5km/h。かなり、オマケな完走扱いだと思う。

・レース後の痛み・違和感・機材などの不具合
機材については、事前の宇都宮合宿でテスト済だったので準備は万端。
ギアは2か月前から、この日のためにフロントを50×34のコンパクトクランクにしたのは良かった。無理なく回してパワーロスをしないペタリングが実現出来た。


タイヤの空気圧については、前日の試走で前後ともに「6」で決めたが、これは正解だった。一回、直前に5.5まで落としたが、これはやりすぎだったかも。追加して入れなおしてよかった。

体の最大の問題である膝であるが、あれだけ踏み倒したのにダメージなし。事前の違和感もなく、思う存分登坂が出来た。事前のマッサージのタイミングも良かったし、長く膝について相談していたこともあり、しっかりとケアしてもらえて助かった。


・今回のレースで準備が足りなかったと思われる点(トレーニング、体調管理、機材、その他)
レーニングについては、全日本選手権ロードが終わってから、ジャパンカップに照準を合わせて練習していた。
途中で、キツメのメニューに変えた9月上旬頃に膝の違和感が出ていたが、それもペタリングの再度見直しで改善した。しかし気を抜いていると、再びおかしなペタリングで走ってしまうので要注意。


体調については、風邪をひかないようにしていたが、どうしても10月の初めになると風邪をひく。
どうにかしたいのだが、季節の変わり目に弱すぎるのは困ったものである。(毎年9月の終わりか10月に始めに風邪をひいてしまう) 

・上記の内容から今後のトレーニング内容を簡潔に。
またその内容をいつまでにどれだけ実行するか。


基本として無駄のないチカラの伝達が、まだまだ足りないのでオフシーズンの時間を利用して再チェック。FTPの底上げをオフシーズンにおこなうと並行して、5分の高いパワーでの持続不足を補う。そこで古賀志の登り、さらには来春チャレンジを想定しながら5分間を平均260Wで繰り返し走る練習をする。さらに、1km走は引き続きおこない、平坦のスピード持続も維持しながら練習を組み立てる。


11月からシクロクロスシーズンが始まる。今年からシクロクロスもレース出場に復帰するので、こちらの練習も少しづつ入れていく。同時に11月からは呼吸器をやられないようにケアを徹底する。


しっかりと積むしか方法はないのだから、あとは大きく崩さないように、慎重に。