あまり書きたくないが書くぞ。

どもです。久しぶりの更新で、こんなグチというか何か・・・
ハッキリ言って書きたくなかったけど、向こうも書いているので書くぜ。


AJOCCの座長(=代表)のご自身のブログから。
http://blogs.yahoo.co.jp/pag1819/34172407.html


この「2年前に関東でクロスは、広がらない」という風に言ったのは私です。
その理由も、その場でお話したのですが、理解してないですね。
困ったなーということで、ココで書きます。今度は理解して欲しいです。


まず、私の当時の理想というか目標は「関東でもシクロクロスを定着させたい」。
これがあって、関東で当時唯一開催のあった茨城クロスのなくなった後を
埋めるべく「秩父サイクルフェスティバル」というレースイベント内で
シクロクロスの開催をおこないました。これが「関東シクロクロス」の始まり。


そこで困ったのはシクロクロスの参戦が非常に少なかったこと。
それでは、レースの運営もままならないため、それとシクロクロス
レース自体を見たことない人が多かったので耐久レースと併催にして、
とにかく、このレースの面白さを実際に観戦してもらうことで理解してもらいたかった。
これにより運営の資金も確保できたので、ある程度の日当も配当できた。
PR活動もおこなっているので、未だにレース運営協賛を多くいただいております。


ただ、問題はこの秩父の開催場所が山奥すぎて場所が悪かった。
そこで、他の開催場所も探したのだが、関東だとレース開催できる場所の
確保がとにかく難しい。河川敷も認可関係が複雑で手がつけられなかった。


さらに、関東在住の選手の多くが、既に長く開催を続けている長野シクロクロス
出場しているので、少ないパイの取り合いにもなってしまう。
そこで、レース開催地元在住でシクロクロスに移行しそうな選手にも気軽に出場できるように、
一方で、MTBのシリーズ戦などで強い選手であるにも関わらず、なぜかオルガナイザー特権でも
カテゴリー2でしかスタート出来ない(これは、既にシクロクロスで成績をあげていて、
諸事情で連戦参加できないと自動的に降格されるというのもある)ので、そんな選手を
昇格させるべく、今度は最高峰カテゴリーを開催しないやり方でAJOCCに加入をお願いしたの
ですが、その時点では入会を拒否された。
※当時はすべてのカテゴリーを実施すること、というルールがあったからです。


これが、その考えが何とか理解してもらえて、加入OKとなってAJOCC公式試合として開催。
それが今年になって「世界選手権セレクションレースと同日開催なので、
最高峰カテゴリーの開催はしないでほしい」という連絡を受ける。


・・・えーと、最初から、ウチの方針では最高峰カテゴリー開催のつもりはまったくないのだが。
というか、一番最初に私が提言して、そちらで断ったことを覚えていないようで困った。


そんな氏は、現在の埼玉・吉見のクロスの盛り上がりを勘違いしているように思います。
ドコで開催するにしても地元でシクロクロスレースを定着させるという考えがなければ、
ドコでも小さいパイ(=クロス参戦選手)の取り合いになるということだったのですが、
それが分かっていないようです。


良い証拠に、長野クロス・シリーズのうちが今年、参加人数が不足しすぎて
1戦開催を見送っております。これは長野クロス参戦選手(=実は関東在住選手)が
近くにレース(=吉見クロス)が開催されているから出なくなっただけです。
ほかの長野クロス全体としてみても参加選手の数は激減しているし。


シクロクロスの団体代表という立場であるなら、
自分の所のレースも大切ですけど、各地の会場にも目を配って
長野大会の運営も配慮する必要があります。
いや、長野の大会を潰すつもりなら別ですが。


それに北海道シクロクロスは、結局どうしたのですか?
元々、寒い地域でおこなう特徴がある「シクロクロス」、やりようによっては
自転車レース開催自体が少ない北海道の「目玉」になったと思うのですが。
もう、今は復活は無理でしょうが。


さらに先週20日というのは、各地でクロス開催が混み合っている。
(関西丹波、長野飯田、埼玉吉見と3箇所も同時に開催があるのはおかしいです)
他にも同様の日程があるので、これを整理して、現在の緊急処置として
少ないパイたちを、出来るだけ広い地域に参戦させる必要もあるのですが、
それも考えていないと思います。


何より、非常に優秀なスタッフを使っているのに、コース設営などの
日当費用を缶コーヒー1本で終わらせているのはビックリします。
その後の発展を考慮して、今だけカンベン・・・という感じもハッキリいってないです。
経済というか運営観念を変えないと、疲労困憊で終わってしまう。


普段は関西クロスに出場している某選手が、先日、初めての関東クロス参加で
会場の観客と参加者が関西と違い非常に少なくて驚いていた、という現実を知ってほしい。
ダメでしょうか?関西のやっていることを見習うのは・・・無理なのでしょうか?


んで、関西と関東、何が違うの?となると参加側とスタッフの自覚だと思う。
関西では選手が自主的にスクールやPR活動に動くので、自転車店などの
協力も得やすくなっている。あと、関西のスタッフもPR活動や企画運営を
いろいろと考えながら、しっかりおこなっている。
速報ブログとか一般の人も見て分かる工夫をしている。


一方、関東は選手も何か協力したい、という気持ちはあるのは理解している。
ただ、それを指示したり、企画を立てたりするアタマのオルガナイザーが少ない。
そしてPRについては弱すぎる。これはシクロクロスのメイン広報全体に当てはまる。


ここまで、読んでいて「シクロクロス」って何?と思いますよね。
なのでレース運営を統括するAJOCCのページをリンクします。
http://homepage3.nifty.com/cyclocross/nyumon.html
・・・何がなんだかサッパリ分かりませんよね。


他のシクロクロス関連のサイトでも、実はこんな「基本的な説明」というか
PRが足りないです。古いですが、これは説明としては、まだマシなほう。
http://homepage3.nifty.com/sudouman/sub1.htm
でも、これでも足りない。だから先月のサイクルスポーツ誌の取材・掲載で
ようやく久しぶりに大きくシクロクロスを扱ってくれてヤレヤレと思った。


私は吉見のクロス開催についてはむしろ、応援しているし、
これがキッカケで関東にシクロクロスを広がることになればいいと思う。


しかし、このままのやり方では枯渇し、またスグになくなってしまうことは
火を見ることより明らか。


だから正確にいうと、関東からクロスは広がらないというよりも、
「このままなら全国にクロスは広がらない」ということです。怖いね。


出来ればスグにでも変えなくてはいけないことを書いておきます。
本来はAJOCC加入している身の上なので、定時総会で提言したいのですが、
以前、参加したとき唯一「女子のカテゴリーの名称をL2・L3からL1・L2に変えてほしい」
という意見以外は、すべて無視されたので。どこかの総会みたい(笑)。


・2年か3年前までのAJOCC公認シクロクロスレースで実績をちゃんと残した
選手については、申し出があれば希望のカテゴリーで一回は出走させる。
その結果によって万が一、チカラ不足であれば、降格させればよいのでは。
→これをやってないので、意外な選手がシクロクロスに強い選手なのに
諸事情でレース参戦が多くできなくてカテゴリー1でない=全日本選手権に出場できない、
というジレンマが生じている。
それに、多くの強者の接するレースが開催できなければ、レースの質も落ちるし、
強化・育成にもならない。


・さらに、他自転車種目で実績のある選手についても、
申し出があれば希望のカテゴリーで一回は出走させる。
→ただし、世界選手権セレクションレースは除く・・・など特例は設ける。
そんなレースの中で有名選手が多く出場すれば、それだけでもPRになる。


・各日程でおこなわれる全国のシクロクロスにレース数を少し減らす。
→これは全国的にシクロクロス知名度が上がるまでの暫定処置。
本来は地元で盛り上げるべきだが、今はレース参加数自体を増やすことが急務。
1つのレースでの出場参加選手数を増やす。
ただし関西クロスだけは参加選手の数が多いので、今のままで問題ないかな?


・各オルガナイザー主催レースで、必ずレースレポート(短くてOK)と
写真データ数枚の提出を義務付ける。
さらに、これにレース結果を添付しAJOCCから必ず定期的に各自転車関連マスコミへ
配布し、広報活動をする。
→定期便にすることで、ニュースとして取り上げる頻度は増える。


・各レースで盛り上げる「イベント」としての自覚のない運営を改善する。
特にレース案内やMCがなければ、他のレースオーガイナイザー間でシェアするなど
工夫して「魅せられるレース」作りをすること。
→これをしないと協賛などの資金は一生、確保できない。
何より、シクロクロスのレースって参加選手だけのモノになっていて、
観客にはつまらない、と言われて誰も来なくなる。


以上って、日本国内の自転車レース全体にも言えること。
その縮図がココにあると言っても過言ではないと思う。


スタッフが足らない?それなら、工夫して運営資金を得られる企画を実行して
優秀なスタッフが抱えられるようにレースの魅力を広げていけばいいのです。
他種目との併催でもシクロクロスというのはレースの特性上、可能なのですし。
本部自体もそう。協賛を多く得られるようにPRとか協賛行脚、してますか?


レースの運営を、資金管理などシッカリやっているのであれば
地元もしくは自転車関連団体などへの補助金など受けるのも方法です。
この認可が通れば、少しですが運営資金が調達できますしPR材料にもなります。
※関東クロスは前回大会まで毎年、某団体に補助金申請して認可もらってました。


一番悲しいのは、シクロクロスの全日本チャンプになっても、
一般のヒトには「何それ?」になる悲劇。
シクロクロス世界選手権にいくのも全額自費という異常事態は、
今までPR活動などの基本的な普及活動を怠った結果だと思う。


本当に広めようと思っておこなうのなら、企画立案者や責任者は楽しむヒマはない。
苦しいほど、イベントは盛り上げると思うぐらいの努力は必要。
楽しむのは、すべてが終わってから。それが死ぬ時ぐらいだと思う覚悟が必要。


自転車レースをビジネスと考えるとよくない、と思う傾向も良くない。
今の社会、ある程度のオカネがなくては生きていけません。


人が幸せになるには、お金はいらないけれど、
人が他人を幸せにするために、お金は時にとても大切な役割をする。


いつも笑顔を忘れずに、しなやかに!でわでわ。